Illustratorで立体的な文字を作る方法。ブレンドツールと変形の2種類の方法を紹介【Illustrator】

以下のような立体文字を作る方法を解説していきます↓
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ブレンドツールを使った方法

まずはよく紹介されるブレンドツールで立体的に文字を見せる方法についてです。

テキストを2つ用意する

まずは立体にしたい文字を用意します。文字を用意したらそれをコピーして、最初の文字より背面に設置します。少しサイズを縮小させておくとわかりやすいので縮小させておきます。
名称未設定-3____50____RGB_プレビュー_.png

ブレンドを作成する

2つの文字を選択した状態で、オブジェクト→ブレンド→作成をクリックします。
スクリーンショット_2025-03-28_13_44_25.jpg

作成したら、以下のような表示になっていることがあります。この場合は「ブレンドオプション」からパターンを変更します。
スクリーンショット2025-03-2813.47.57.jpg

ブレンドオプションは、「オブジェクト→ブレンド→ブレンドオプション」にあります。もしくは、ツールバーから「ブレンドツール」をダブルクリックすることでオプションを開くことができます。

Cursor_と_ブレンドオプション_と_名称未設定-3____35_41____RGB_プレビュー_.png

間隔を「パターン数」、数値を40に増やしました。

仕上がりはこんな感じになりました。
スクリーンショット2025-03-2813.52.19.jpg

位置を調整

背面の文字の位置を調整することで立体角度を調整することができます。
スクリーンショット2025-03-2813.54.45.jpg

ブレンドツールの難点

ブレンドツールで立体的な文字を作る際の難点は、以下のように角がジグザグになってしまうことです。
名称未設定-3____300____RGB_プレビュー_.png

これはパターン数の数値を増やすことである程度解消はできますが、文字サイズや立体度によって毎度調整する必要がありそうです。

以下の記事・動画では、その解消法が書かれていたので詳しくはそちらをご覧ください。

ブレンドツールで残るギザギザをどうやって直線化するのか問題 #Illustrator

ブレンドツールを使わない方法

ブレンドツール以外にも方法があります。そちらも解説します、

パスのオフセットを適用する

まずは同じようにテキストを用意します。テキストの塗り・線をなしにします。
名称未設定-3____25____RGB_プレビュー_.png

塗り・線をなしにしたらアピアランスパネルから、新規塗りを2つ追加します。
Cursor_と_名称未設定-3____25____RGB_プレビュー_.png

2つの塗りのうち、背面の塗りがフチ線になるので、前面の塗りを「白色」に変更します。
白色に変更したら、背面の塗りを選択した状態で、効果の適用をクリックし、「パスのオフセット」を適用します。
スクリーンショット_2025-03-28_13_24_03.jpg

オフセットの値は適当に10px程度を指定します。

変形する

次にオフセットした塗りを変形させたいので、黒の塗りを選んだ状態で、
「効果の適用→パスの変形→変形」を選択します。

スクリーンショット2025-03-2813.29.25.jpg

ダイアログから、水平方向に1px、垂直方向に2px、コピーを20にすると、立体的に黒フチが描かれます。
変形効果.png

コピー数を増やせば、より立体的に見せることも可能です。
スクリーンショット2025-03-2813.33.57.jpg

まとめ

以上、文字を立体的に見せる方法でした。ブレンドツールは手軽な一方で、調整がやや面倒だなという印象を受けました。
特にこだわりなければ2つ目の方法が個人的にはよいと思います。

参考文献

Illustratorのアピアランスで立体文字を作る方法!
【Illustrator】ブレンド機能で立体文字を作る